ボタン電池が破裂する原因とは?火災や乳幼児の誤飲にも注意!

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ボタン電池が破裂する瞬間や、ボタン電池で肉が溶ける様子、ボタン電池が原因で起こった火災の動画も紹介しています。

家電のリモコンや車のリモコンキー、ゲーム、時計、ライトなど、私達の身近にはボタン電池・コイン電池がたくさんありますよね。

使用済みや使いかけのボタン電池はどうしているでしょうか?

保管方法が悪いと、破裂することもあるんですよ!

 

過去には、ボタン電池が原因で火災が起こったことも……。

乳幼児やペットがボタン電池を飲み込んでも、大変なことになります。

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ボタン電池が破裂することも その原因は…

使用済みの乾電池って、ひとまとめに空き容器やビニール袋などに入れておいて、ゴミの回収日に出したり、お店の回収ボックスに持っていったりしますよね。

 

実は、ボタン電池(コイン電池)もそこに一緒に入れておいたりすると危ないんですよ。

ボタン電池は薄いですから、そのような保管方法をとっていると電池の電極同士が重なって、一緒に入っている、より電圧の高い電池から電気が流れ込むということが起こりやすくなってしまいます。

 

電圧の高い他の電池から電気が流れ込んだボタン電池は、過充電の状態になります。

ボタン電池が過充電状態になると発熱し、破裂したり発火したりする危険があるんです。

 

ですから、使用済みボタン電池をむき出しのままで他の電池とまとめてしまっておくのはNGなんですね。

破裂や発火を防ぐために、使い終わったボタン電池は全体をセロテープなどでしっかり覆っておきましょう。

 

 

ボタン電池が実際に火災の原因になったことも!

間違った保管方法でボタン電池をうっかり過充電させてしまっても、単にバーンと破裂するだけとは限りません。

ボタン電池が発火して、大火事になった事故も実際に起っているんですよ。

 

2018年11月に、大阪府吹田市にあるホームセンター「コーナン千里山田店」で起こった火災なのですが、出火の原因は使用済みのボタン電池だったんです。

当時このホームセンターでは、廃棄予定の盗難防止タグや使用済みボタン電池を複数、ポリ袋に入れて保管していたといいます。

ボタン電池をテープで絶縁するなどせず、むき出しのままでひとまとめにしていたため、過充電が起こって出火してしまったんですね。

 

このときの火災では、けが人などは出なかったものの、鉄筋2階建ての店舗はほぼ全焼してしまいました。

小さなボタン電池でも、こんな大規模な火事の原因になってしまうのです。

 

一般家庭でも、使用済みボタン電池の保管方法を間違えたら、いつ火災が起こるかわかりません。

くれぐれもご注意ください。


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乳幼児やペットによるボタン電池の誤飲にも注意!

ボタン電池は、破裂、火災にだけ気をつけていればいいというわけではありません。

間違えて飲み込んでしまう誤飲にも注意が必要です。

 

大人でしたら、ボタン電池やコイン電池を故意に飲み込むなんてことはしないでしょうけど、まだ小さい乳幼児はなんでも口に入れちゃいますよね。

ボタン電池を飲み込んでしまうと、便になって出てくれば平気とはいかず、とっても危険なんです。

 

飲み込まれたボタン電池は、胃液で表面が壊れ、中からアルカリ性の物質が流れ出します。

また、電気分解によって、電池の外側にアルカリ性の液体が発生もします。

 

そのアルカリ性の物質・液体にはタンパク質を溶かす性質があるため、胃や腸の壁も溶かされ、時には穴まで開いてしまうのです。

胃液でボタン電池の表面が壊れなくても、電気分解で発生したアルカリ性の液体も消化器を溶かしてしまいますから、胃まで行かずに食道で引っかかった状態なら大丈夫とはいきません。

リチウムボタン電池・コイン電池は電圧が高いため特に危険で、もし飲み込んでしまったなら、2時間以内に取り出さなければいけないといいます。

 

乳幼児によるボタン電池の誤飲事故は、2011年~2015年までの5年間に国内で939件起こったそうです。

家の中でも、そのへんに置いてあるリモコンやライト、おもちゃなどにもボタン電池は多く使われています。

小さいお子さんのいるご家庭では、子供によるボタン電池の誤飲にも気をつけてください。

 

また、ペットによる誤飲も危険ですから、犬や猫などのペットを飼っているのでしたら、ボタン電池を無造作に出しっぱなしにしてはいけませんね。


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まとめ

使用済みのボタン電池・コイン電池は、むき出しのままで他の電池とまとめて保管しておくと、電極同士が重なって電気が流れ込み、過充電が起こることがあります。

過充電になったボタン電池は、破裂、発火する恐れがあり、実際に火災事故の原因にもなっています。

使い終わったボタン電池を保管する際は、セロテープなどで全体を包んでしっかり絶縁しておきましょう。

 

また、ボタン電池・コイン電池を飲み込んでしまうと、消化器の壁が溶かされて、ときには穴まで開いてしまう危険がありますので、乳幼児やペットによる誤飲にも注意してください。

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